グーグルは外部対策を警戒しており、不自然なリンク付けと感知されれば、当該サイトにペナルティが課されます。もちろんSEOとして意図的に張ったリンクであれば、そのペナルティを甘んじて受けなければならないのですが、時には無関係のユーザーが徒に張ったり、競合他社が悪意で張ったりすることもあります。しかし検索エンジンには見分けがつきませんから、サイトを運営する上で注意しなければならない事項の一つと言えます。
では自社のSEOとして張ったわけではないリンクについて、どのように対策するべきかをご説明しましょう。リンクが張られていることを確認すると、まずそのリンクが検索結果順位を上げるものなのか、それとも下げるものなのかを判断します。そして正の効果を齎すと判断したリンクについては、ユーザーがリンク付けした理由、行動心理を分析します。得られた結果は今後のサイト制作に活かすことが大切です。一方、負の効果を齎すと判断したリンクは、一刻も早く取り除くために対応します。
さて、グーグルサーチコンソールはSEOにおいて広く利用されているツールですが、そもそもグーグルは、このツールの利用範囲をSEOに限定しているわけではありません。経営者、マーケティング部門、デザイナー、アプリ開発者等に対しても開かれています。それだけ利用価値の高いツールと言えるわけですが、それぞれの専門領域で頻用されている割には、領域横断的な使用に疎い技術者も見受けられます。特にSEO担当者はこのツールを十全に利用する必要がありますから、是非機能の全てを勉強するようにして下さい。
関連記事を読む
アルゴリズムを理解するために
ネットが生まれたころの話
Googleの検索エンジン